
Hans J. Wegner / X-leg サイドボード CH304 / Carl Hansen & SonSold Out
デザイナー | |
|---|---|
製造元 | Carl Hansen & Son |
素材 | チーク、オーク |
サイズ | W1680×D450×H1250×SH(mm) |
ハンス・J・ウェグナーがデザインし、カール・ハンセン&サンが1953年に製造したCH304サイドボードは、デンマークモダンを象徴する作品です。高さのある形状から「ハイキャビネット」とも呼ばれ、収納とディスプレイを一体化させた家具として登場しました。当時の住空間に新しい提案をもたらした点で重要な位置を占めています。
CH304の特徴はX字型のサーベルレッグです。チークやオークに真鍮を組み合わせることで、素材の持つ質感を引き立てつつ強度も確保しています。この造形は単なる装飾ではなく、安定感と軽やかさを両立させる実用的な工夫でした。外観の美しさと構造的な合理性を両立させる点に、ウェグナーの設計思想が表れています。
内部には引き出しや棚が備わり、整理整頓や収納の自由度を高める設計となっています。モデルによって内部構成が異なる点も特徴で、ユーザーの用途や生活に合わせて柔軟に対応できる工夫がありました。形式と機能を統合させる姿勢は、椅子以外の家具においても変わらず貫かれています。
製作にあたっては、複雑な脚部の加工が職人たちにとって大きな挑戦となりました。量産化を視野に入れながらも手仕事に近い精度が求められ、工房では治具の改良や加工方法の試行錯誤が繰り返されたといわれます。こうした背景は、デザインと製作の緊密な協働によって名作が生み出されたことを物語っています。
同じ時期の1950年代初頭、ウェグナーはCH22、CH23、CH24(ウィッシュボーンチェア)、CH25といった名作椅子を次々と発表していました。その流れの中で生まれたCH304は、椅子ではなく収納家具という領域で彼の哲学を体現した作品です。椅子と並行して手がけられたことにより、生活全体をデザインするというウェグナーの広がりある視点が鮮明に示されています。
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