
Carl Gustaf Hiort / トリエンナソファ / af ornäs
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デザイナー | |
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製造元 | af ornäs |
素材 | ウォルナット(フレーム)、レザー(背)ファブリック(クッション) |
サイズ | W1800×D750×H680×SH(mm) |
トリエンナソファは、カール・グスタフ・ヒオルタフ・オルナスが手掛けた代表作で、1950年代のフィンランドデザインを象徴する作品です。建築的なフレームと繊細な背もたれの構造により、視覚的な美しさと快適な座り心地を両立させています。
オルナスは建築を学び、家具を空間の一部として設計しました。その自由な発想と妥協を許さない姿勢は、素材の扱い方や仕上げの精度に強く反映されています。彼の哲学は、家具を単なる道具ではなく、空間を形作る構造体としてとらえる点にありました。
1950年代はフィンランドデザインの黄金時代とされ、簡潔で誠実な表現が国際的に高く評価されました。トリエンナソファは、その象徴的な存在として、1957年のミラノ・トリエンナーレでも注目を集め、オルナスの名を広める契機となりました。
このソファの背もたれに見られる独特の編み込みは、単なる装飾ではなく人間工学的な快適性を追求した結果であり、強固なフレームと柔軟な張地のコントラストが優れたバランスを生み出しています。幾何学的でありながら有機的なフォルムは、当時の国際的なデザイン潮流に呼応しつつも独自性を示しました。
トリエンナソファは、時代を超えて評価され続ける理由を持っています。それは、機能性と美学を同時に満たす設計思想、職人の技術に支えられた品質、そしてフィンランドが世界に示したデザインの精神を体現しているからです。今日に至るまで、このソファは単なる家具ではなく、文化的な遺産として語り継がれています。






1950年代にフィンランドのカール・グスタフ・ヒオルトによりデザインされたソファです。
無垢材で構成されたスタイリッシュなフレームとレザーで構成された背もたれが美しい作品です。
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