
Hans J. Wegner / Easy chair GE-270 / GETAMA
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デザイナー | |
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製造元 | GETAMA |
素材 | チーク、籐、ファブリック |
サイズ | W690×D760×H690×SH(mm) |
ハンス・J・ウェグナーがデザインし、GETAMA社が製造したイージーチェアGE-270は、デンマークモダンを語る上で欠かせない作品のひとつです。1950年代に登場したこの椅子は、工芸的な職人技と量産技術が結びついた成果であり、単なる家具以上の意味を持っています。
ウェグナーは家具職人としての経験を背景に「自然なフォルムを備えた機能的デザイン」を追求しました。木材の美しさを生かしつつ、接合部を意匠的に見せる設計や、過去の椅子の要素を進化させる「テーマと変奏」の手法が特徴です。GE-270でも真鍮の留め具をあえて露出し、構造的要素をデザインの核としています。
GETAMA社はマットレス製造に始まり、後に家具メーカーとして成長しました。スプリング技術を得意としていた同社とウェグナーの協業は、当初から実験的な挑戦を含んでいました。GE-270はスプリングを用いずウェービングベルトを採用し、軽やかさを強調した点で特異な存在です。こうした姿勢は、単に既存技術を使うのではなく、デザイナーの理念が製造プロセスを牽引したことを物語っています。
デザインの特徴として、シャープで彫刻的なアームレスト、真鍮の留め具、細身のフレームが挙げられます。座面は薄いクッションと組み合わせることで軽快な印象を保ち、あらゆる角度から鑑賞に耐える造形美を実現しました。籐張りやソファタイプといったバリエーションも存在し、それぞれが「軽やかさ」というテーマを異なる形で表現しています。さらに通常の布張りモデルに加え、背もたれを籐で仕上げた特別なバリエーションも存在します。この籐張りモデルは、透け感と軽やかさを際立たせ、GE-270のコンセプトをより純粋に表現したものとして注目されます。
GE-270は、後に登場するGE-240やGE-290と比べると初期の実験的作品に位置づけられます。より頑丈で商業的に成功したモデルへと発展する過程において、GE-270は純粋なデザイン探求の段階を象徴するものでした。ウェグナーとGETAMAの協業が生んだこの椅子は、デンマークモダンの歴史を語るうえで欠かすことのできない作品となっています。
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Type-B






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