
Ib Kofod Larsen / サイドボード / Faarup Mobelfabrik
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デザイナー | |
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製造元 | Faarup Mobelfabrik |
素材 | ローズウッド |
サイズ | W1900×D490×H800×SH(mm) |
イブ・コフォード・ラーセンがデザインし、ファールップ・モブラーファブリック社で製造されたFA-66サイドボードは、デンマーク・モダンデザインを象徴する家具です。1960年代から1970年代にかけて生産されたこの作品は、家具としての実用性を保ちながら、芸術的な存在感をもつ造形を備えています。
デザインの特徴は、繊細に絞られた脚部とボリュームのある本体との対比にあります。本体が脚の上に浮いているかのように見える構造は、軽やかで洗練された印象を与えます。また、ブックマッチによる左右対称の木目は、自然素材を活かしながらも装飾的な美しさを持たせ、家具全体をひとつの彫刻のように仕上げています。
内部の設計も合理的で、調整可能な棚板や仕切りが用意され、日常生活での使いやすさが追求されています。外観の美しさと機能的な内部構造の両立は、コフォード・ラーセンのデザイン哲学をよく示しています。
イブ・コフォード・ラーセンは、プロポーションと素材の特性を重視する姿勢で知られていました。彼の作品は静かな美意識によって評価されてきました。エリザベスチェアやペンギンチェアに代表される彫刻的なラインと同様に、このサイドボードにも人間の生活に寄り添いながら美しさを失わない造形が表現されています。
ファールップ・モブラーファブリック社は、戦後のデンマークにおいて高品質な木製家具を製造する工房として知られました。生産が終了した現在では、その家具は当時のクラフトマンシップとデザイン思想を伝える存在となっています。FA-66サイドボードは、機能と美学を兼ね備えた典型的な事例として、デンマーク家具史の中で重要な位置を占め続けています。
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