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Finn Juhl

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Finn Juhl / イージーチェア. NV53 Teak / Niels Vodder

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デザイナー

Finn Juhl

製造元

Niels Vodder

素材

チーク、ファブリック

サイズ

W760×D740×H740×SH350(mm)

フィン・ユールは建築家でありながら、彫刻的なフォルムを家具に落とし込み、単なる「椅子」以上の存在を創出しました。その中でも1953年に発表された《NV53イージーチェア》は、フィン・ユールのデザイン哲学と、美的理想が最も洗練された形で結実した名作のひとつといえます。

この椅子の誕生は、フィン・ユールと名工ニールス・ヴォッダーの特別なパートナーシップなしには語れません。ユールの革新的なアイデアは、ヴォッダーの卓越した職人技によって初めて形となり、視覚的にも構造的にも軽やかで優雅な椅子へと昇華されました。建築的視点から発想されたそのデザインは、あたかも空間を彫刻するかのような存在感を放ち、どの角度から見ても一貫した美しさを湛えています。

NV53の最も印象的な特徴の一つが、後脚から滑らかに伸びて肘掛けとなり、座面をまるで宙に浮かせているかのように支える構造です。その流れるようなラインは、まさに“動物の角”とも評される有機的な力強さを持ちながら、驚くほどの繊細さもあわせ持っています。これは単なる構造上の革新ではなく、彫刻作品のような一体感と動きを表現する、ユール独自の「浮遊する美学」の洗練された到達点です。

素材の選定にも妥協はありません。チークやウォルナット、ローズウッドといった希少で美しい木材が用いられ、真鍮の金具がその流麗なフォルムを際立たせています。木目の自然な美しさを引き立てるための繊細な接合や滑らかなエッジの処理は、まさにヴォッダーの熟練が光る部分であり、それぞれの椅子が一つの芸術品として完成されています。

NV53は、1945年に発表された《NV45イージーチェア》の進化形とも言えます。NV45が初めて「シートとフレームを分離」させる構造を取り入れ、ユールの代名詞ともなる「浮遊感」を提示した椅子であるとすれば、NV53はそのコンセプトをさらに有機的に、洗練された形で統合したモデルです。椅子の各要素が構造と装飾という枠組みを超えて、ひとつの連続したフォルムとして融合しています。

NV53イージーチェアは、単に機能的で快適な椅子というだけではありません。それは、時代を超えて響く美しさと哲学を備えた、真の意味での「クラフトとアートの融合体」。フィン・ユールとニールス・ヴォッダーという二人の才能が出会ったからこそ生まれたこの椅子は、今もなお、デンマーク・モダニズムの象徴として、デザインの本質を語り続けています。

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