×

<チェックリスト>

リストが空です

Finn Juhl

Top Sold Out Showroom

チェックリストを見る

Finn Juhl / Chieftain Chair / One collection

【内覧ご予約受付中】(商談中)

デザイナー

Finn Juhl

製造元

One collection

素材

チーク、レザー

サイズ

W1000×D880×H925×SH(mm)

フィン・ユールが1949年に発表したチーフテン・チェアは、デンマーク・モダンを象徴する作品のひとつです。それまでの「機能的であれば良い」という考えを超えて、家具をひとつの芸術として捉え直した点に大きな意味があります。構造体と座面を分けた立体的なデザインは、有機的で彫刻のような印象を与え、発表当時から多くの人々を驚かせました。

この椅子の誕生には、ユールと指物師ニールス・ボッダーの協力が欠かせませんでした。ユールの自由な発想を、木という素材で現実の形にするためには高度な技術が必要でした。ボッダーは、従来の木工の常識にとらわれず、細部の構造を工夫しながら、ユールの理想をかたちにしていきました。その結果、チーフテン・チェアは芸術性と職人技が見事に融合した作品として知られるようになりました。

現在では、デンマークの家具メーカー Onecollection(House of Finn Juhl)が、この名作を正確に再現しています。製造の中でも特に重要なのが、日本・山形県の木工工房との協業です。高精度なCNC加工と手作業による仕上げを組み合わせることで、70年前の造形美が、現代の職人たちの手によって確かに引き継がれています。

この国際的な協力体制は、かつてのユールとボッダーの関係を新しい形で再現しているとも言えます。日本の職人たちは、ユールの求めた精度と美しさを理解し、それを現代の技術で実現しています。伝統とテクノロジーが重なり合うことで、チーフテン・チェアは今も息づくデザインとして輝き続けています。

チーフテン・チェアは、時代を超えて愛されるデザインの象徴です。デンマークと日本、それぞれの職人の精神が響き合うことで、フィン・ユールが追い求めた「家具を芸術にする」という理想が、いまも確かに生きています。

販売価格についてはお問い合わせください。

[チェックリストに追加]はまとめて複数の商品についてのお問合せが可能な機能です。

チェックリストを見る