×

<チェックリスト>

リストが空です

Hans J. Wegner

Top Sold Out Showroom

チェックリストを見る

Hans J. Wegner / X-leg コーヒーテーブル. AT308 / Andreas Tuck

【内覧ご予約受付中】

デザイナー

Hans J. Wegner

製造元

Andreas Tuck

素材

チーク(天板)、オーク(脚部)、真鍮(脚部金具)

サイズ

W1000×D600×H550×SH(mm)

ハンス・J・ウェグナーが1955年に設計した AT308 X-leg コーヒーテーブルは、デンマーク・モダンを代表するテーブルのひとつです。椅子のデザイナーとして知られるウェグナーですが、このテーブルには、彼が一貫して追求してきた「構造そのものを美しく見せる」という姿勢が、静かに表れています。装飾を足すのではなく、必要な要素だけで形をつくる。その考え方が、AT308の端正な佇まいにつながっています。

ウェグナーの家具づくりの根底には、木材への深い理解があります。若い頃に家具職人として修行した彼は、木の性質や限界を体感的に知っていました。その経験は、後のデザインにおいても常に生きています。無理のある形を避け、素材が本来持つ力を引き出す。その積み重ねが、長く使われても破綻しない構造を生み出しました。AT308もまた、そうした考え方から生まれた家具です。

このテーブルの大きな特徴は、X字に交差する脚部の構造にあります。脚の内側には、脚同士をつなぐ真鍮のロッドが通されています。このロッドがあることで、脚を細く保ちながらも、テーブル全体はしっかりと安定します。見た目は軽やかですが、実際にはとても合理的なつくりです。木と金属、それぞれの役割を正しく使い分けることで、軽さと強さが同時に成り立っています。

AT308を製造したアンドレアス・タック社は、テーブルやデスクの製作を得意とした工房でした。当時のデンマーク家具産業では、デザイナーの設計を複数の工房が分業で支える体制が取られており、アンドレアス・タック社はその中でもテーブル製作を担っていました。脚部構造や天板加工といった難しい工程を高い精度で仕上げる技術があったからこそ、ウェグナーの設計は無理なく製品として成立しています。

AT308は、派手さのある家具ではありません。しかし、構造を理解し、素材を正しく使うことで生まれたその姿は、今見ても古さを感じさせません。ウェグナーの考え方と、アンドレアス・タック社の確かな技術、そして当時のデンマーク家具産業の成熟が重なり合って完成したテーブルです。AT308は、デンマーク・モダンが到達したひとつの完成形を、現在まで静かに伝え続けています。

販売価格についてはお問い合わせください。

[チェックリストに追加]はまとめて複数の商品についてのお問合せが可能な機能です。

チェックリストを見る