
Arne Vodder / アームチェア.Model 418 / Sibast
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デザイナー | |
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製造元 | Sibast |
素材 | ローズウッド |
サイズ | W×D×H×SH(mm) |
アルネ・ヴォッダーがデザインしたモデル418アームチェアは、シバスト・ファニチャーによって製造され、デンマーク・モダンを代表する作品のひとつです。シンプルで堅実な構造を持ちながらも、柔らかな曲線を随所に取り入れ、実用性と美しさを兼ね備えています。この椅子は、ヴォッダーが師であるフィン・ユールから学んだ建築的な視点を家具デザインに応用した成果の象徴でもあります。
フィン・ユールとの関係は、ヴォッダーのキャリアにおいて決定的でした。王立芸術アカデミーで学んだ彼は、ユールのもとで経験を積み、師弟関係を超えた深い交流を重ねました。ユールの有機的で彫刻的な造形感覚は、ヴォッダーにとって大きな刺激となり、建築的合理性と美的感覚を融合させたデザインの基盤を築きました。モデル418の造形美には、その影響が明確に表れています。
シバスト・ファニチャーの職人技は、ヴォッダーのデザインを実際の家具として形にするための重要な役割を果たしました。緻密な接合部の処理や、フレームの曲線をなめらかに仕上げる加工技術は、同社ならではの強みです。背もたれと座面を布や革で張り込み、フレームと調和させることで、視覚的にも使用感の面でも優れた完成度を持たせています。
構造面では、テーパード状に細くなる脚部や、後脚から背もたれへとつながるラインが美しく設計されています。軽やかでありながら安定性を備えたシルエットは、見た目と機能を高い次元で両立させています。こうした設計思想には、ユールから受け継いだ「家具を空間に溶け込ませる」という視点が反映されています。
モデル418アームチェアは、師フィン・ユールからの影響と、自身の独自性を融合させたアルネ・ヴォッダーの代表的成果です。さらに、シバストの職人技が加わることで、単なる家具ではなく文化的資産としての価値を備えました。この椅子は、デンマーク・モダンの精神を体現し、今なお高い評価を受け続けています。
お好きな生地に張り替えも可能です。(別途張替費用がかかります。)
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