
Hans J. Wegner / アームチェア. CH34 / Carl Hansen & Son
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デザイナー | |
|---|---|
製造元 | Carl Hansen & Son |
素材 | チーク、レザー |
サイズ | W610×D450×H720×SH(mm) |
ハンス J. ウェグナーが1959年に発表したアームチェア CH34は、彼の椅子づくりがひとつの完成度に達した時期の作品です。「ヨークチェア」という愛称で呼ばれるこの椅子は、目を引く造形でありながら、決して奇をてらったものではありません。日常の中で自然に使われることを前提に、構造そのものが美しさとして現れています。
ウェグナーの椅子が長く愛されている理由のひとつに、彼自身が家具職人としての訓練を受けていたことがあります。見た目のデザインだけでなく、木の性質や組み方、実際に人が座ったときの動きまでを丁寧に考え抜いています。CH34もまた、余分な要素をそぎ落とし、必要な構造だけで成り立つ椅子として設計されています。
CH34の大きな特徴は、背もたれがわずかに動く構造を持っている点です。座る姿勢が変わると、それに合わせて背が自然に追従し、身体への負担を和らげます。背もたれからアームにかけて続くヨーク状の形は、しっかりとした支えを持ちながら、腕を置いたときの感触にも配慮されています。使う人の動きを受け止めるための、静かな工夫が詰まっています。
この椅子を形にしているのが、カール・ハンセン&サンの高い製造技術です。長年にわたりウェグナーと協働してきた同社は、木工の伝統を大切にしながら、精度の高いものづくりを続けてきました。可動部分を持つCH34は特に手間のかかる椅子ですが、一脚一脚丁寧に仕上げることで、設計の意図が確かな座り心地として伝わります。
CH34は、ダイニングチェアほど軽やかでもなく、ラウンジチェアほど大ぶりでもない、ちょうどよい存在感を持っています。食卓でも、書斎でも、自然に空間になじむ椅子です。この椅子に触れることで、ウェグナーが「美しい椅子」をつくろうとしたのではなく、「人が心地よく過ごす時間」を考え続けていたことが、静かに伝わってきます。







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