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Hans J. Wegner

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Hans J. Wegner / ソファ. AP-62 / AP-Stolen

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デザイナー

Hans J. Wegner

製造元

AP-Stolen

素材

ローズウッド、レザー

サイズ

W1930×D790×H750×SH(mm)

デンマークを代表する家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーは、伝統的な木工技術と近代的なデザイン思考を融合させることで、デニッシュ・モダンを確立しました。その仕事の中でも、張りぐるみ家具を専門とする工房、AP-Stolenとの協働によって生まれたソファAP-62シリーズは、ウェグナーの設計思想と高度な職人技が最も明確に表れた作品のひとつです。

 

AP-Stolenは1944年にコペンハーゲンで創業した張りの専門工房で、ベアチェアを生み出したことでも知られる工房です。この工房はウェグナーが求める快適性と造形を正確に形にできる、数少ない存在でした。ウェグナーの設計した張りぐるみ家具では、内部の木製フレームを高い精度で組み上げ、その上に複雑なクッション構造を重ねていく必要があります。AP-Stolenはこの工程において、木工と張りの双方を深く理解した体制を築き、設計意図を忠実に実現していきました。

 

AP-62は1960年代初頭に発表されたソファで、ウェグナーのデザインが有機的な曲線表現から、より建築的で水平性を重視した構成へと移行していく時期を象徴しています。低めに抑えられた背もたれと直線的なアーム、床から浮かぶように見える脚部の構成は、空間に軽やかさを与え、壁付けだけでなく部屋の中央配置にも適した設計です。背面まで丁寧に仕上げられている点も、このソファが空間全体を意識してデザインされていることを示しています。

 

構造面では、分解・組み立てが可能なノックダウン方式が採用されており、輸送や設置の合理性が高められています。その接合部を隠すために用いられた木栓は、単なる処理に留まらず、意匠の一部として自然に表現されています。内部のクッションには、当時導入が進んでいたウレタン素材と、伝統的な羽毛素材が組み合わされ、安定感と柔らかさを両立した座り心地が生み出されています。

 

AP-62は、ウェグナーが重視した「構造の誠実さ」と「人の身体に寄り添う快適性」が高い次元で統合されたソファです。見た目の美しさだけでなく、内部構造や素材の選択に至るまで一貫した思想が貫かれており、時代を超えて評価され続けています。このソファは、ウェグナーとAP-Stolenが共有したクラフトマンシップの到達点として、現在でも多くの空間で静かに存在感を放ち続けています。



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