
Hans J. Wegner / ハートチェア. FH 4103 / Fritz Hansen
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デザイナー | |
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製造元 | Fritz Hansen |
素材 | ビーチ(フレーム)、チーク(シート) |
サイズ | W540×D450×H740×SH(mm) |
FH4103「ハートチェア」は、Hans J. Wegnerの椅子の中でも、見た目の個性よりも「使いやすさ」や「考え方の美しさ」が、静かに伝わってくる一脚です。三本脚という少し珍しい構造も、奇抜さを狙ったものではありません。当時のデンマークに多かった石畳の床でも、がたつかず安定して使えるように考えられた、ごく実用的な選択でした。
素材の使い方も、とても理にかなっています。フレームには丈夫でしなやかなビーチ材、座面には成形合板にチーク材の突板を使用しています。力を受け止める部分と、身体が触れる部分で素材を使い分け、それぞれの長所をきちんと生かしています。ハート型の座面は、見た目の愛らしさだけでなく、自然に身体を支えてくれる形でもあります。
背もたれは、無垢材を曲げてつくられています。一本の木から生まれる連続した曲線は、触れたときにも視覚的にも、とても穏やかな印象です。工業的な技術と職人の手仕事、その両方が必要だったこの椅子は、Fritz Hansenとの協業だからこそ実現したものだと感じられます。
また、このハートチェアはスタッキング(積み重ね)が可能です。複数脚を重ねて収納できるため、使わないときや来客時の対応でも場所を取りません。見た目の美しさだけでなく、実際の使い勝手まできちんと考えられている点に、ウェグナーの誠実さが表れています。
今回ご紹介している個体では、メンテナンスにも私たちなりの考え方を反映しています。フレームはビーチ材、座面はチーク材という本来の組み合わせを大切にしながら、チーク材にはごくわずかに染色を施しています。これはビーチ材との色の差を整え、全体のコントラストをより美しく見せるための調整です。形や構造の良さが、素直に伝わる状態を目指しています。
派手さはありませんが、使うほどに「よく考えられている椅子だ」と感じていただけると思います。日常の中で自然に寄り添い、空間にも静かな品を添えてくれる一脚です。
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